平成30年度後期日程の高段者考査(師範代考査含む)が始まった。皮切りは師範代
考査から。今夏は台風が頻発し、最強台風21号の影響で、予想以上に交通ダイヤが
乱れる中での実施になり出席率が相当悪くなるのではと心配されたが、定刻までに
良く揃い、欠席も一名のみで各地より14名の受験者がせつなん会館に参集、それぞ
れに課題詩を堂々と披露され全員合格の目出度い結果に終わりました。
この度は、➀前期高段考査日程を終えて新調していた演台掛けを今回より使用する
ことにし、この度の受験者によりこけら落とししてもらえました。
➁審査注意事項では、大田摂崇先生より、受験者には、吟題と作者を宣
言してもらってから、前奏を鳴らし、吟詠してもらうことの取組みが
始まるに際し、その意義を含めた丁寧な説明があり、受験者は皆堂々
とこれを実践され、吟道の基本が一段と担保され、新鮮な考査会とな
りました。
総本部常任理事枠からは白井摂正先生に審査に加わって頂き、「水戸
八景」の審査員吟詠を朗々と披露して頂き、講評では、伸び盛りの時
期の受験者への激励がありました。
受験者の皆様には、JRが運転見合わせになる等、会場への往来に大
変ご苦労があったかと思います。送迎や応援での担当師範先生方の配
慮にも助けられたと思います。有難うございました。
記 藤原摂鵬
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