本年度の文化庁助成「伝統文化親子教室事業」の「詩吟親子体験教室」は明石と須磨の二箇所で実施で、既に明石会場は明石吟詠会主催取組み行事として三回目(全九回)まで進んでいますが、19日には表向きは総本部主催で共催は神戸地区連合会の形で、実質は神戸地区連合会有志先生方のお世話によります詩吟親子体験教室が須磨の北須磨文化センターで開講されました。
13家庭30人(子供20人、大人10人)の申込みと参加者数にも大変恵まれて、四年ぶりの須磨での開講です。
初日は雨の影響もあってか欠席者が増えましたが、8家庭18人の参加で元気にスタート、はじめての
方がほとんどの受講の親子らが積極的に和歌の吟詠にチャレンジし、すぐに吸収されており、今後が大変楽しみです。
漢詩吟詠は毎回聴いてもらうに留め、今回は「九月十日」菅原道真作を披露。
このほか、冒頭の詩吟とは?のガイダンスや、発声練習指導、復唱吟詠指導、最後の五色百人一首かるたも含め、すべて神戸地区連合会の先生方が役割分担してスムースに進めて頂きました。
僅かに全5回の教室ですが、最終日の綱敷天満宮での和歌(東風吹かば)菅原道真作の奉納吟詠に
向けて和歌吟詠の素晴らしさをできるだけ受講者の皆様に体感してもらえるよう有志先生方と努めて
参りたく存じます。 ( 記 藤原摂鵬 )
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