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平成30年度後期七段考査会

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  本年度の「せつなん会館」で実施の師範代・高段者考査第二段は七段考査で19名の受験があった。 前期が寂しい人数であっただけに、座席もよく埋まり、盛況に実施できました。 前回の師範代考査より、本年度後期の新しい取組みとしては、原点回帰や報本反始の観点からも、 吟詠前に、しっかり吟題と作者名を宣言して、気持ちを整えて、気分を高めて清吟するという、 当然踏むべきものとしての吟詠作法を実施して行った。長年知らず知らずに、なおざりにしてきたこと とも言えるので、馴れなかったり、抵抗がある方もいるかも知れないが、概ね最もなことと受け入れられて 実践されていたかと思います。 この事がまた当然に大切にすべきこととして復権すれば、今後入会する方がたにとっては、これが スタンダードになり誠に良いことだと思います。前回の師範代考査では、吟題と作者を力強く述べる ことで、気分が一層乗り、吟詠がむしろ気合によってかで、本数が上がる場合が目につきましたが、この度 は、逆に多くの方が本数を下げてしまう傾向がありました。 しかし、良く鍛えられた吟詠も多くあり、逆に調子が出なかった方も崩れずに吟詠され、吟歴十年以上の 面目が出ていたように思います。筆記試験はどなたも詳しく解答記入があり、吟詠に対する取り組み意欲や

真剣さを強く感じました。新調した演台掛けも縁起よいスタートで、全員合格の目出度い結果となりました。

写真は本日の審査員、河野摂松先生による講評の場面です。           記 藤原摂鵬        
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