須磨区の綱敷天満宮において、文化庁助成事業「伝統文化親子教室事業」を6月27日から開催しています。
天満宮は、学問の神様「菅原道真公(菅公)」を祀っておりますので、菅公を偲び、作られた漢詩、和歌を学び、吟じるという講座です。親子20数名が参加し、まず神殿で祝詞、お祓いがあり、前半は講義、後半は吟詠の時間です。
「道真公のお話」「中国(唐)の詩歌」「伝統楽器演奏」「吟詠楽譜」「舞台心得」「剣舞と名吟」「吟詠のコツ」などの講話があり、「九月十日」「こちふかば」などを吟じる勉強をしていきます。クイズに答えたり、天満宮からお土産をいただいたり暑さを忘れて楽しい時間があっという間に過ぎます。
果たして終わる頃には詩吟の発表会ができるか楽しみです。関心がある方は是非お気軽にご参加ください。直接お越しいただいても結構ですが、お問い合わせは、白井(携帯090-20109215)までお電話ください。
写真は親子教室の模様
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以下、宗家補佐の藤原摂鵬先生から「親子教室」の所感を頂きました
総本部では「詩吟親子体験教室」として採択され実施中のものと同じ「文化庁助成事業」です。 意義深いことには、綱敷天満宮から大きな賛同・支援を得て、社務所の二階をお借りして教室を開けていることです。
摂楠流でも創建当初は「神社に参拝し、その足で詩吟の稽古をしていた」という尊い流れがあります。(詳しくは吟道せつなん第144号 神道と吟道) 原点回帰を実践しつつの大変素晴らしい教室だと思いますが、これには、会員の出席サポートが不可欠で、この点、神戸地区(の皆さんが入れ替わり立ち代り出席し、賑やかな会場で活気ある雰囲気で進んでいます。(私も家族を連れて二回出席、一回は講師役を務めさせてもらいました。)
須磨吟詠会長 白井摂邦先生(綱敷天満宮境内 流祖藤原摂楠顕彰碑管理部長)が中心に計画、神戸地区連合会が申請団体として参加メンバーとしてサポートしておられます。(寺子屋ならぬ)宮子屋教室では、ご祭神菅原道真公への崇敬の念を、菅公の名詩秀歌を中心に吟詠することで一層深める狙いを持つ教室といえ、その先に綱敷天満宮吟詠会の立ち上げを目指しています。
そして須磨の天神さんにお参りし、あわせて詩吟もすることに馴染まれた方々の中に、さらに摂楠流に会員登録し、本格的に詩吟の世界を楽しもうという人が出てくることを願う、普及啓発活動でもあります。
会員の皆様のサポートにより、こうした「良いこと」が伸びていくことを期待しています
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